コロンビア、あちこち!

南米のコロンビア、良くも悪くもこの所うわさがチラホラ、かれこれこの国に30年、仕事で行ったこの国のことを皆さんと!

カリブの町(その2):サンタ・マルタ


  お久しぶりです、と言うか一年ぶりの投稿です。今日はコロンビアの北部、マグダレナ県にある町、サンタマルタへご招待。写真は仕事で行くところの事務所から撮ったもの、装飾なき生の風景です。
で、次はインターネットで見つけたやつ。

間違いなく夜景ですね。


以下は地図


まず、ここの特徴で一番なのが季候、カリブ海の熱帯地帯で暑いのは当然なのですが少し南のカルタヘナなどと比べると格段に過ごしやすいのです。と、言うのも、ここから北のグァヒラ県にかけてコロンビアでも本格的な砂漠気候になり、湿度が少ないこと。サンタマルタはコロンビアの最高峰、シエラ・ネバダ・デ・サンタ・マルタの麓にあります。この山、なんと海抜0メートルから一気に5千メートル以上になり、万年雪を抱えてます。で、そこからの涼しい吹き降しが来るために気温も抑えられてます。


この場所を最初に訪問したのはなんとかれこれ30年近く前になります。JICAの協力隊として活動してた配属先にここのマグダレナ大学の水産学部の連中の訪問がありこの土地の存在を知りました。ちなみに水産学部はコロンビアの中でここだけ。その後、仕事でチョコチョコ訪問するところになった訳です。
 しかるに、ここばかりじゃないですが、コロンビアの良い観光地のほとんどが私にとっては出張先で仕事場、ま、扱っている商品がボートや船外機ですから、それに水産開発のかかわる仕事では日本人技術者はある意味で引く手あまた。かなりの回数、この地を訪れてますが実は有名な国立公園のParque TaironaやNevada山のCiudad Perdidaへは行った事がありません。その代わり、沖で漁師と3日過ごしたり、隣の汽水湖のCienaga Grandeのおくーーーのほうの村で仕事したり大使館の書記官を招待したりはしたことがあります。(苦笑い)


シモン・ボリーバルの没した地
 この街の歴史的な特記は南米独立の父、シモン・ボリーバルが没したところであることでしょう。


写真は銅像とそれが置かれている公園、これだけでも行きたくなりますよね。向こうに見えるはまさしくカリブの海。ちなみにここの砂浜でも泳げます。雰囲気を楽しむならむしろカルタヘナより快適と私は思います。続いて夜の風景。

   

昔と比べれば格段に整備されました。それに飲食店のバリエーションや質もかなり良くなってます。


タガンガという漁師町


私の知るかぎりこの町で最初に日本人が住んだのがこのタガンガ。ここに大学の水産学部があり、そこに協力隊が派遣されたのがかれこれ25年前。私の大学の後輩でした。そのころはちょっと寂びれた漁師町。しかしながらその砂浜と静かな湾は魅力的。いつからか観光開発に力が注がれ、今ではホステルを中心としたバックパッカーのよりどころになってます。

                       

      


 町の中心からバスで15分位のところ、小高い丘を越えると雰囲気がガラッと変わります。深い湾の中にあるのであまり波が立たずサーフィンには向きませんが海水浴や海辺のお休みどころとしては抜群、最近では地元のおばちゃんたちのオープンレストランが綺麗にされ、取れたての魚を食べさせてくれます。

 


 これが船着場、これと言って桟橋があるわけでもなく朝と夕刻に漁師が獲れた魚を持ってきて浜上げします。そこに秤を持って待っているのがいてすぐその場で売ってくれます。おせいじ抜きにしてもかなりいい鮮度の魚が買えます。その上、日本人好みの青物がかなり入るのも特徴。
 実は、マグダレナ川の河口から北側と南側では海の性格ががらりと違います。で、北側の方が海流の流れがよくいい魚が取れるという事実、また、なぜか砂漠系の機構のところのほうが海の幸が良いのもありますけどね。
 ともかくホステルも今はバコバコ、お勧めの場所のひとつです。


ロダデロ

       

 長ーーーーい砂浜、林立するホテル群、ボコボコ建つリゾートマンション、休みの時期になると自分がどこにいるのかわからなくなるほどのコロンビア中からの観光客の嵐。
 フツーにサンタマルタへのパッケージツアーを買うとかなりの確立でこの中の一角へ連れ込まれます。ま、フツーなんですが私としてはあまり好感は持ってないです。


ダウンタウンのお勧め
で、仕事で行っても良く泊まるのがダウタウンの海外旅行者が良く集まるホテル。Alunaというホテル http://alunahotel.com/。ダウンタウンのど真ん中、一歩はいるとほんわり静か、個室もドルミトリーもあります。で、英語が通じること、そして近隣の観光スポットへの情報が充実してること。あ、ここの周りで身の回りのものの買い物にも不自由しません。

        


その他
 ちなみに有名なParque TaironaやCiudad Perdidaへは行った事がありません。簡単に
アクセスを調べることはできますのでよろしく。あ、Ciudad Perdidaへのツアーは4日ほど歩くとの事なのでお知りおきを。
 
 この街の周りはコロンビアの古きよき時代の香りが漂っています。また、ここからさらに北のグァヒラ県はワジュー族というインディオの世界、そこも魅力的な所。その話はまた別の機会に。






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